国際比較調査を例に良く語られることだが.数学学習の意義や必要性の実感を生徒に提供することは
急務であると考える。そのため,実社会と関わる探究に基づく授業実践が必要と考えた。そこで EU
における数理教育プロジェクトmascil(mathematics and science for life)の枠組みを借り. 職場の世界の
要素を学校の教室に持ち込む授業を目指した。
実践した教材のうち.学習者がトレー ナー の立場で考える「心拍数とコンディション(2017年度)」
薬剤師の立場でふさわしい服薬プランを提案する「薬の血中濃度(2018年度)」について報告する。