@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00014153, author = {小松, 和人 and 浜高, 康夫 and Chen, Z. and Stamey, T. A. and 並木, 幹夫}, issue = {8}, journal = {泌尿器外科 = Japanese journal of urological surgery}, month = {Aug}, note = {前立腺特異抗原(PSA)が前立腺組織からどのような分子形態で精漿に分泌あるいは血中に放出されるか探る目的で生化学的検討を行った. 前立腺上皮で分泌されるPSAはfreeで存在し, 50~70%の酵素活性を持ち, 精漿, 尿道にも同じ分子形態で存在する. 血中PSAは大半がα1アンチキモトリプシンとcomplexを形成しているが, 針生検直後の血中PSAは大半がfreeであり, 前立腺の機械的損傷で血中への放出は説明しきれない. 血中PSAの解釈には代謝経路も考慮の必要がある. これらの検討は癌と前立腺肥大症でのPSAの分子形態の差を理解するために有用と思われる. 前立腺特異抗原(prostate-specinc antigen: PSA)は前立腺癌の診断, 病期診断, 治療後の経過観察に極めて有用であることが認められて以来1), 1990年代最強の腫瘍マーカーとして, 現在広く臨床の場で使用されている2, 3). これまで臨床的なインパクトがあまりに強かったためか, PSAの生化学的, 生理学的基礎的研究は必ずしも盛んでなかったが, 近年free, total PSA の測定が臨床の場に応用されるにつれて, PSA研究は新たな局面を迎えている.}, pages = {906--910}, title = {前立腺特異抗原の分子形態,酵素活性および体内動態}, volume = {11}, year = {1998} }