@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00014154, author = {鯵坂, 秀之 and 斉藤, 伸介 and 太田, 圭亮 and 水越, 裕三 and 谷口, 巧 and 後藤, 由和}, issue = {7}, journal = {ICUとCCU = Japanese journal of intensive care medicine}, month = {Jul}, note = {重症熱中症6例(平均37.3歳, 全例男性)を対象に, 生存退院4例と死亡退院2例を比較検討した. 直腸温は初診時生存例で40.0~43.0℃, 死亡例で39.5~39.7℃と有意差なく, 翌日には全例37℃前後まで解熱した. 初診時のVital signや血液検査成績の中で2群間に有意差を認めたものはなかった. しかし翌日にはGlasgow Coma Scale(生存例全例15点, 死亡例全例3点), 血清クレアチンホスホキナーゼ値(生存例744~2,899IC/リットル, 死亡例8,590~11,520IU/リットル), 血清乳酸値(生存例7~25mg/dl, 死亡例137~174mg/dl), 多臓器不全スコア(生存例0~5点, 死亡例全例7~10点)に有意差を認めた. 重症熱中症では初診時の所見よりも, その後の改善度が予後の指標となると考えられた. 重症熱中症は, 速やかな冷却にも関わらず多臓器不全を来すことが多いことから集中治療の適応である. 近年スポーツ活動が盛んになり比較的若年症例も増加している1)が, 急激な経過をたどって死に至ることも稀ではない. 臨床上, 意識障害の遷延が最大の予後因子とされている2)が, 他の因子に関してはほとんど検討されていない. 今回, 重症熱中症の予後因子を検討した.}, pages = {699--702}, title = {重症熱中症の予後の検討}, volume = {27}, year = {2003} }