@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00014158, author = {中沼, 安二 and 原田, 憲一 and 佐々木, 素子 and 佐藤, 保則 and 池田, 博子}, issue = {4}, journal = {胆と膵 = The Biliary tract & pancreas}, month = {Jan}, note = {「要約」胆道癌は, 代表的な難治性の悪性腫瘍であり, 現在, 早期発見と外科的切除が唯一の根治治療法とされている. 胆道癌の治療や予後の改善には胆道癌の生物学的あるいは分子生物学的特性を理解する必要がある. 現在, 胆道癌の発生, 進展には多くの分子が関与することが知られている. 癌抑制遺伝子であるp16 INK4aは胆道癌の進展とともに発現が低下し, ポリコーム蛋白であるEZH2は逆に発現亢進を示す. また, 胆道癌は慢性胆道障害に関連して発生する症例があり, 慢性炎症部や胆道癌先進部, さらに胆道癌細胞自身で産生される炎症性サイトカイン, 特にTNFα, IL6が胆道癌内に発現するCOX2, PGE2およびMMP9などの重要な内因性腫瘍促進因子として, 胆道癌の発生・進展に関連している. 今後, これら分子とその作用機序を標的とした有効な化学療法や分子標的治療等の補助療法の開発が望まれる.}, pages = {379--386}, title = {胆道癌の分子生物学的特性}, volume = {31}, year = {2010} }