@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00015226, author = {Doui, Misato and Kakiuchi, Nobuko and Mikage, Masayuki}, issue = {3}, journal = {Journal of Traditional Medicines = 和漢医薬学雑誌}, month = {Jan}, note = {中国では, 漢方生薬 「大黄」 に, 特定の薬効の向上や副作用の低減を目的に種々の加工を施してきた。 その内の一つに熟大黄 (JD) が挙げられる。 古代, JD の調製法は 「蒸す (蒸)」 と 「酒をかけた後蒸す (酒蒸)」 の 2 種あったが, 現在は酒蒸のみとなり, それに伴って JD の薬効が変化した可能性がある。 本研究では, 蒸 (St) 品と酒蒸品の薬効を解明するために, 中国の本草書並びに医方書の記載内容を調査し, また, 修治品の主成分含量を調査した。 酒蒸大黄として, 16 % エタノール溶液 (黄酒の代用) を吹きかけた後, 蒸したもの (LSp+ St) 及び16 % エタノール溶液に十分浸した後, 蒸したもの (LSo + St) の 2 種を調製した。 本草考証の結果, JD は古来, 解毒, 駆血, 潤腸作用を期待してきたことが明らかになった。 また, 成分研究の結果, St と LSp + Stはsennoside のみを減少させる修治法であり, LSo + St はanthraquinone 含量を増加し, sennoside 含量を減少させる修治法であることが明らかになった。 すなわち, 抗菌, 抗炎症など解毒作用に繋がる anthraquinone 含量が増加する修治法は LSo + St のみであるが, 調製した全修治品で sennoside 含量が低下することから, 相対的に駆血など他の作用が向上する可能性がある。 一方, 潤腸作用の向上については本研究の測定成分からは明らかにならなかった。}, pages = {109--114}, title = {Chemical differences between steamed rhubarbs with or without pre-processing with liquor}, volume = {27}, year = {2010} }