@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00015237, author = {Doui, Misato and Kakiuchi, Nobuko and Mikage, Masayuki}, issue = {4}, journal = {Journal of Traditional Medicines = 和漢医薬学雑誌}, month = {Jan}, note = {漢方生薬「大黄」は中国において古来,酒洗(LDi),酒浸(LSo)及び酒炒(LH)と呼ばれる酒を用いる修治が行われてきた。我々はこれまでに,古文献の記載内容から,酒炒品は瀉下作用を示す LDi 品または駆瘀血作用を示す LSo 品と同様の薬効を期待して用いられていたと考察した。また,現在は駆瘀血作用を期待し,「酒大黄」と称する酒噴霧した LH 品(LSpH)が用いられているが,「酒炒大黄」の本質は科学的に解明されていない。そこで本研究では,16 % エタノール溶液(黄酒の代用)を用いて LDi, LSo, 酒噴霧(LSp), LDi+加熱(LDiH), LSo+加熱(LSoH), 及び LSpH 品を調製し主成分含量の変化を調査した。LDiH, LSoH 及び LSpH は瀉下作用を示す sennoside 含量が有意に低下した。一方,抗炎症作用を示す anthraquinone, lindleyin について,LSoH 及び LSpH のanthraquinone含量は LSo 同様に増加し,LSoH 及び LSpH の lindleyin 含量は LSo に比して保持されていた。以上,瀉下作用が向上する酒炒品は存在しないことが明らかになった。また,LSoH 及び LSpH は,LSo に比して抗炎症作用が期待できる可能性がある。}, pages = {143--147}, title = {Chemical changes in rhubarb heated after processed with liquor}, volume = {27}, year = {2010} }