@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00016049, author = {Futakawa, Kaori}, issue = {2}, journal = {金沢大学つるま保健学会誌 = Journal of the Tsuruma Health Science Society, Kanazawa University}, month = {Feb}, note = {【目的】本研究の目的は、不育症女性において、新たに妊娠し、不育症治療を受けながら妊 娠を継続することがどのような経験であるかを明らかにすることである。 【方法】研究デザインは、現象学的アプローチを用いた質的記述的研究である。不育症妊婦 の経験の本質を探ることで対象の理解が深まると考え、Merleau-Ponty 現象学を理論的パー スペクティブとした。生児を得ていない14 名の妊婦を対象とし、妊娠初期に半構成的面接 を実施した。分析はGiorgi の現象学的アプローチを参考とした。 【結果】妊娠初期における不育症妊婦の経験の本質として、《不安のループから抜け出せず、 もがく》《常に流産を想定し、心の準備をする》《妊娠継続が難しく、心が弱くなることから 自分を責める》《診察は審判が下る瞬間であり、極度に緊張する》《妊娠・切迫流産兆候に意 識が集中し、身体の変化に敏感になる》《過去の流産週数を越えると安心できる》《夫と不安 を共有する》《児への愛着が芽生え、生命に感動する》が抽出された。 【考察】不育症妊婦がもつ自身の身体への認識と実際の身体に生じている現象との隔たりが 大きいこと、また、過去の流産経験が抑圧された経験となっていることから不安が生じてい ると推測される。看護の可能性として、流産後には、その経験が女性にとって抑圧されたも のにならないように支援することが重要であり、流産経験を整理し受容することによって次 の妊娠時の不安が軽減されると考える。}, pages = {1--9}, title = {First trimester experiences of pregnant women that have suffered recurrent pregnancy loss: a qualitative study}, volume = {40}, year = {2017} }