@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00016087, author = {米田, 貢 and 菊池, ゆひ and 中嶋, 理帆 and 砂原, 伸行}, issue = {2}, journal = {金沢大学つるま保健学会誌 = Journal of the Tsuruma Health Science Society, Kanazawa University}, month = {Jan}, note = {作業療法において学習機能は重要な要素の1つであり,障害者の機能を健常者と比較して評価することの臨床的意義は大きい.作業療法で利用される手工芸は作業技術の繰り返しによる学習であり,時間や一定時間に行った量(作業量)の推移を学習曲線で評価できる.近年,認知,学習機能の低下が報告されている統合失調症者では平均作業量と作業量の増減が予後と関連すると示唆した報告がある.一方で健常者の作業量の特徴は明らかにされていない.本研究では健常者の作業量の推移を明らかにし,さらに学習機能に関わる作業量の評価指標(a ~ h)を作成し,その有用性を検討した.20 歳代健常者 19 名に対し段通作業を行い, 1 日に 1 回 1 時間で行った毛糸結びの数を作業量として分析した.作業量の推移は 1 回目に対して 3 回目以降,有意に増加していた. 1 回目の作業量(a)は 239.6 ± 61.3 個であった.最大作業量(d)は 468.5 ± 47.4 個で 4.4 ± 1.5 回目(e)に達していた.作業量が前回量より減少すること(f,g)が 7 名(37%)に観察された.最大作業量に何回目で達したかを 1 次関数で表した際の係数(h)は,2 回目の作業量(b)と 1 回目と比べた 2 回目の増減量(c)と有意な相関にあり,作業量の減少が無いほど大きかった.作業量から得られる指標が学習機能の評価に有用となる可能性が示唆された.今後は,これらの評価指標について様々な障害者の作業療法に用いることにより,リハビリテーションの有用な方法の確立が期待される.}, pages = {145--153}, title = {作業技術の学習機能に関わる評価指標 : 段通作業を用いて}, volume = {39}, year = {2016} }