@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00016767, author = {高戸, 慶}, issue = {4}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌 = Journal of the Jûzen Medical Society}, month = {Dec}, note = {骨延長を利用した治療はさまざまな疾患に応用されているが,治療期間をいかに短縮させるかという事が一つの課題である.確率共振現象とは刺激にノイズを加える事で反応が向上する現象であり,骨芽細胞の反応性やマウスの尺骨の骨形成を促進させると報告されている.本研究では延長仮骨の成熟が確率共振現象によって促進されるか,また適切な刺激時期について検討した.48羽,10.5mmの兎仮骨延長モデルを用い,1Hz,0.5mmの圧縮運動と,ノイズとして70Hz,0.1mmの振動刺激を1日1回3分間,7日間行なった.6群に分け, 刺激を行わないコントロール群,圧縮運動を行う正弦波群,振動刺激を行う振動群,圧縮運動と振動刺激を同時に行う合成刺激群,仮骨延長中に両方の刺激を行う延長群,延長終了から一週間待機してから両方の刺激を行う成熟群とした.合成刺激群は,コントロール群,正弦波群,振動群と比較して骨密度は11~15%,皮質骨断面積は35~43%,皮質骨塩量は26~36%高い値となった.刺激時期を変えた延長群,成熟群では合成刺激群と比較して有意差は認めなかった.以上の結果から,確率共振現象により仮骨成熟を促進することが可能であると考えた.最適な刺激時期についてはさらに研究が必要であるが,外固定器装着期間を短縮させる新しい 方法として期待できると考えた., [Originals]}, pages = {154--161}, title = {圧縮運動による延長仮骨成熟促進作用は振動ノイズによって向上する}, volume = {121}, year = {2012} }