@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00017123, author = {毛利, 久継}, issue = {4・5・6}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {2004131465, 自然発症慢性膵炎モデルであるWBN/Kobラット(WBN/Kobラット),ラット膵腺房由来AR4-21細胞,ヒト慢性膵炎組織を用い,慢性膵炎におけるケモカインの発現とその炎症・線維化過程における病態生理学的意義を検討した.WBN/Kobラットでは,慢性膵炎は12週齢において組織学的に確認され,炎症のピークは12週齢,線維化のピークは16週齢であった.CINCと単球走化性タンパク質のmRNAは膵炎発症期の12週齢で強く誘導され,その後低下した.マクロファージ炎症蛋白は20週齢で再上昇傾向を示した以外,他のケモカインと同様の推移を示した.WBN/Kobラットに抗炎症薬IS-741を投与したところ,投与群では12週齢,および16週齢でみられたマイナスの所見が有意に抑制された.また,CINCをはじめとするケモカイン発現は,いずれも12週齢にて,非投与群と比較して明らかに低値であった.ラット慢性膵炎において,ケモカインの膵実質細胞における発現が細胞浸潤を助長して慢性膵炎の発症・進展に関与しており,ケモカインの作用を抑制する薬剤の投与が慢性膵炎の治療に有用である可能性が示唆された, 原著論文, 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻腫瘍統御学}, pages = {120--130}, title = {慢性膵炎におけるケモカインの発現とその意義}, volume = {112}, year = {2003} }