@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00017169, author = {任, 慶春}, issue = {2・3}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {2003045263, 上咽頭癌(NPC)原発巣生検標本37例を使用し,NPCにおけるEpstein-Barrウイルス(EBV)遺伝子の発現と血管新生促進因子インターロイキン(IL-8)発現との関連性を解明し,EBV遺伝子の,NPCの血管新生誘導機構への影響について検討した.免疫組織化学法より,EBVがコードする潜状膜蛋白質(LMP1),IL-8の発現と腫瘍微小血管数は有意に相関し,LMP1の発現とIL-8の発現に有意な相関を認めた.逆転写PCR法より,IL-8mRNAの発現は,EBV陰性のNPC-KT細胞クローンよりEBV陽性クローンの方が高かった.ルシフェラーゼアッセイを用いた検討より,EBV陽性クローンのうちLMP1がIL-8プロモーターを活性化し,LMP1によるIL-8誘導にはIL-8プロモーター上流に存在するNF-κB結合領域が必須であり,AP-1結合領域も一部関与していた.以上より,LMP1によるシグナル転達ではNF-κB,AP-1の活性化がIL-8遺伝子からの転写を誘導し,NPCにおける血管新生を促進する, 原著論文, 金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻感覚運動病態学}, pages = {152--161}, title = {EBウイルス膜蛋白質LMP1によるIL-8誘導と上咽頭癌血管新生に関する研究}, volume = {111}, year = {2002} }