@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00017184, author = {八木, 俊浩}, issue = {5・6}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {2002165266, フェンタニルの脳移行に及ぼすプロポフォールの影響について検討した.実験はラットを用い,フェンタニル単独またはプロポフォールと併用で単回静注した場合と,単独または併用で60分間持続静注した場合の血中濃度と脳内濃度を測定した.単回静注では,プロポフォール併用によってフェンタニルの血中濃度は変化しなかったが,脳内濃度は約2/3に低下した.脳血流量は単独と併用間に有意差はなかった.持続静注では,プロポフォールないし脂肪乳剤の併用で,血中濃度が単独投与の場合の約1.5倍に上昇したが,脳内濃度はプロポフォール併用で約1/2に低下した.脂肪乳剤のみの併用では,血中濃度は上昇したが脳内濃度は減少傾向を示す程度であった.以上より,プロポフォール併用でフェンタニルの脳移行が抑制され,脳血流量変化および脂肪乳剤の関与は否定的で,プロポフォール自体がBBBの能動輸送低下に関与していると考えられた.また,両剤の併用麻酔法では,血中と脳内濃度に乖離があり,投与量・投与速度には細心の注意が必要と思われた, 原著論文, 金沢大学医系研究がん医科}, pages = {308--314}, title = {フェンタニルの脳移行に及ぼすプロポフォールの影響 ラットによる検討}, volume = {110}, year = {2001} }