@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00017192, author = {櫻田, 規全}, issue = {5・6}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {2002166186, 角膜上皮細胞におけるKチャンネルのアラキドン酸による調節について検討した.対象は,ウシ角膜とヒト角膜で,角膜上皮細胞を単離した.ウシ角膜上皮細胞には,極性に乏しい球状細胞と極性を有する円柱状細胞の2種類と,2種類のK電流が認められた.一つは,不活性化K電流で,膜電位開口型Kチャンネルのそれに類似し,円柱状細胞に多く発現した.一つは,不活性化しないK電流で,ウサギ角膜上皮の大コンダクタンスK電流に相同の持続型K電流で,このK電流はアラキドン酸により著明に増大した.アラキドン酸代謝の基質にならない脂肪酸も同様に作用し,アラキドン酸は直接Kチャンネルに作用すると考えられた.アラキドン酸や脂肪酸は,不活性化K電流には抑制的に作用した.ヒト角膜上皮細胞では不活性化電流は認めず,アラキドン酸,脂肪酸により増大した電流は+10mVより陽性で強い整流作用を示し,ジルチアゼムには阻害されなかった.100μMアラキドン酸は,ジルチアゼム感受性のK電流を増大させ,ヒト角膜上皮細胞でも持続型K電流が発現すると考えられた, 原著論文, 金沢大学医系研究脳医科}, pages = {390--403}, title = {角膜上皮におけるKチャンネルのアラキドン酸による調節}, volume = {110}, year = {2001} }