@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00017603, author = {山野, 潤}, issue = {1}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {1996023766, ニホンザルを用いて全身麻酔下で腕頭動脈と無名動脈を一過性に遮断することにより脳虚血モデルを作製した. 1)非活性型のカルパインは正常海馬では海馬の全領域に同程度に存在していたが,虚血後には僅かながらも減少を示した. 2)活性型のカルパインはウェスタンブロットではCA1に有意に多く発現が見られ,虚血前に比べてCA1ニューロン,特にその核周囲の胞体に強い発現を示した. 3)カルパインの基質であるフォドリンの分解産物の発現は虚血後の海馬では有意な増加を示したものの,海馬の各領域による差異は見られなかった. 4)虚血後に活性化されたカルパインは,CA1ニューロンにおいて,プロテインキナーゼCなどフォドリン以外の蛋白を基質としていることが示唆された.以上より,脳虚血後に生じるカルパインの活性化は,海馬CA1における遅発性神経細胞死の発生に重要な役割を果たしていると考えられた, 金沢大学 医 脳神経外科}, pages = {154--161}, title = {カルパイン活性よりみたサル海馬における虚血性神経細胞障害の生化学的,免疫組織化学的研究}, volume = {104}, year = {1995} }