@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00026783, author = {太田, 哲生 and 沼田, 雅行 and 大熊, 勝治 and 俵, 友恵 and 田島, 秀浩 and 伊藤, 博 and 月岡, 雄治 and 二上, 文夫 and 萱原, 正都 and 永川, 宅和 and 宮崎, 逸夫}, issue = {5}, journal = {胆と膵 = The Biliary tract & pancreas}, month = {May}, note = {近年, 癌細胞の浸潤, 転移に際し, 癌細胞自身によって産生される細胞外マトリックス分解酵素の重要性が指摘されている. 本稿では, ヒト膵癌が高率にtrypsinogen, cathepsin B, matrix metalloproteases(MMPs)など種々のマトリックス分解酵素を発現すること, またこれら分解酵素が膵癌細胞で過剰発現がみられた第三のproton pumpであるvacuolar type ATP ase(V-ATP ase)によってautoactivationされる可能性のあることを紹介した. これらの研究成績をもとに, 筆者らは最近癌の浸潤, 転移を制御する目的でprotease inhibitor(PI)とproton pump inhibitor(PPI)を併用する新しい制癌療法(PI, PPI療法)を勘案し, さらなる基礎研究と臨床応用に着手している. 近年, 癌細胞の浸潤, 転移に対する細胞外マトリックス分解酵素の関与が重要視されている. とくに, 癌細胞自身によって産生されるウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター(urokinase-type plasmi-nogen activator, u-PA)などのセリン系プロテアーゼは, マトリックスメタロプロテアーゼ(matrix metalloproteases, MMPs)など他の細胞外マトリックス分解酵素の活性化に関与すると同時に, 自らも基底膜や結合織といった細胞外マトリックスを破壊する作用のあることが知られている.}, pages = {407--412}, title = {膵癌におけるマトリックス分解酵素の活性化機序とその阻害}, volume = {16}, year = {1996} }