@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00027110, author = {松田, 保}, issue = {2}, journal = {老年消化器病 = Journal of geriatric gastroenterology}, month = {Jan}, note = {加齢に伴う凝固能の変動では, 血漿中フィブリノゲン, von Willebrand因子, 第VIII因子濃度の増加がほぼ異論のないところである. 凝固阻止因子では, 妊娠可能年齢の女性が同年齢の男性より高いが, 更年期に入ると男性が高くなることについても, ほぼ諸報告が一致している. このことは, 血小板機能をも増強している可能性があり, 老年者では若年者に比べ, 血栓症を発現しやすいことを意味している. また老年者ではこと血栓傾向に関する限り, 男性が女性よりも不利である. ただし, そのことがどの程度の臨床的意義があるのか, またなぜそのような変化を生ずるのかについては明らかではない. あるいは, 加齢による動脈硬化など血管の変化が, 上記の急性期反応性蛋白の産生亢進を生じているのかも知れない. 悪性腫瘍や手術など, 血栓傾向を呈するような場合には, 老年者では血栓を生じないような配慮が必要であるが, 抗血栓薬の投与が必要かどうかは疑問である. 老年者の消化器疾患に際して考慮すべきことは数多い.}, pages = {119--123}, title = {加齢に伴う変化:血液凝固機能}, volume = {10}, year = {1998} }