@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00027115, author = {池田, 博子 and 全, 陽 and 佐々木, 素子 and 中沼, 安二}, issue = {11}, journal = {胆と膵 = The Biliary tract & pancreas}, month = {Nov}, note = {肝内結石症の成因に関して, 肝内胆管上皮からの粘液(ムチン)の過分泌は結石形成の重要な因子であると考えられている. 病理組織学的には肝内結石症の慢性増殖性胆管炎において, 粘液腺の増生と肝内胆管上皮からの粘液の過分泌がみられ, 結石はビリルビン色素層と粘液層が年輪状に混在する. 肝内結石症ではムチンコア蛋白(MUC)の発現パターンに特徴があり, MUC2(大腸型ムチン)およびMUC5AC, MUC6(胃型ムチン)の発現が亢進する. 従来より, 細菌感染と胆汁うっ滞は肝内結石形成の重要な因子であるとされているが, これらと胆管上皮細胞における粘液産生の関与が示唆されている. In vitroでは, 胆道系上皮細胞においてリポポリサッカライドがムチン, さらにゲル形成能を有するMUC2, MUC5ACの発現を誘導すると報告されており, その発現分子機構として, TNF-αの産生およびプロテインキナーゼCの活性化やアラキドン酸代謝の活性化が考えられる.}, pages = {745--751}, title = {粘液産生からみた肝内結石}, volume = {24}, year = {2003} }