@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00027415, author = {岡井, 高 and 山口, 泰志 and 渡辺, 弘之 and 澤武, 紀雄}, issue = {1}, journal = {胆と膵 = The Biliary tract & pancreas}, month = {Jan}, note = {1~2cmの小膵癌は, EUSで尾側膵管の急激な拡張を伴う比較的境界明瞭な円形低エコー腫瘤として描出される場合が多い. 上皮内癌など1cm以下の場合には分枝の嚢状拡張が唯一の所見となる可能性もあり, 主膵管および分枝の系統的スキャンが膵癌の早期発見につながると思われる. 小膵癌と炎症性膵腫瘤との鑑別では, 尾側膵管の形状を加味して腫瘤の形態や内部エコーの性状を評価することが重要だが, 腫瘤が小さくなればなる程両者の鑑別は困難となる. 診断能の向上を図るため膵液の遺伝子診断を組み合わせている. PCR-RFLP法では, 全膵管癌の81%(21/26)にK-rasコドン12の点突然変異が検出されたが, 慢性膵炎でも9%(5/53)に検出された. しかし, HPA法の開発によりK-rasコドン12の簡便な定量的測定が可能となり癌特異性が向上した. 膵液の遺伝子診断は, EUSにて検出された小腫瘍性病変や実質内の嚢胞状変化の質的診断に有用であり, これら内視鏡を応用した一連の検査は, 膵癌の早期診断法として大いに期待される.}, pages = {55--60}, title = {小膵癌(結節型)診断のアルゴリズム(III):画像検査,膵液K-ras遺伝子}, volume = {19}, year = {1998} }