@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00029410, author = {Kamata, Naoto and Dahelmi and Erniwati and Nakamura, Koji and Schaefer, Paul W.}, issue = {3}, journal = {Tropics = 熱帯研究}, month = {Mar}, note = {最近の研究により,マイマイガの性フェロモン成分である(+)-disparlure(+D)[(7R, 8S)-cis-7,8-epoxy-2-methyloctadecane)が,マイマイガばかりでなく, Lymantria 属の他の種によっても性フェロモンとして使われていることが明らかにされてきている。熱帯に棲息するLymantria 属の中にも+0 を性フェロモンとして利用しているものがいるのではないかと考えられたため, 1997 年8 月から1998 年8 月までの1 年間,インドネシアのスマトラ島パダンにあるAndalas 大学の演習林と,ジャワ島ボゴールにあるボゴール植物圏内に,マイマイガのフェロモントラップ(GMPT) を設置し,約1 週間間隔で捕獲された蛾を回収した。GMPT は,牛乳パックの4 側面に4 × 8 mm のスリットをそれぞれ2 つずつ空け, +D を500gg 渉み込ませたフェロモン剤(米国TRECE 社製)とDDDP 殺虫剤を中につるしたものである。ボゴール植物園では1個体も捕獲されなかったが, Andalas 大学の演習林では, Lymantria 属3 種の雄成虫が採集された。採集されたのは, L. singapura (捕獲個体数回個体,全捕獲個体数の80.9 %,以下同じ), L.b eatrix (13 個体,11.3%), L.narindra (9 個体, 7.8%)であった。トラッフ内部の化学成分(+D とDDDP) の有効期間は,L. singapura で6 ヶ月以上, L. beatrix で20 週以上, L. narindra で18 週以上と推定された。L. singapuraとL. beatrix では,約8-10 週間隔のピークが認められたが, L. narindra では捕獲個体数が少なく明瞭なピークは認められなかった。GMPT は熱帯の種でも,個体群動態のモニタリングに有効であることが確かめられたが,捕獲頭数の少ないL. beatrix とL. narindra については,より有効な合成フェロモン剤の開発が望まれる。}, pages = {473--480}, title = {Three Tropical Lymantria spp. Attracted by (+)-Disparlure, the Synthetic Sex Pheromone of the Gypsy Moth : Moth Abundance, Seasonality, and Trap Lure Effectiveness}, volume = {10}, year = {2001} }