@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00030227, author = {SAKAGAMI, Ruriko}, journal = {言語文化論叢 = Studies of Language and Culture}, month = {Mar}, note = {大学でフランス語学習を開始する学生は,同族言語である英語の運用能力 について一定レベルに達していることが前提にあるため,フランス語の構造 解説において,教員はその前提知識を活用することにより効率的に学習を進 めようとすることがある.動詞時称形の形態とその用法に関する分野をその 例に挙げることができる.フランス語の複合過去形の形態は,助動詞に関し て英語とは異なる点があるが,英語の現在完了形と同様の構造,すなわち「所 有」を意味する動詞と過去分詞の組み合わせで成り立ち,その用法にも共通 点は多い.しかしながら,フランス語の動詞時称形の全体像へと学習が進む につれ,学習者は英語には存在しない形態を知り,形態の構造の基本は同じ でも,その対応関係は複雑であることに気づく.特に初級段階の学習者は様々 な形態の記憶への早期定着が期待されるため,同様の形態の共通点や差異に ついて実例に基づく説明を受けることが少ない.そこで,フランス語の複合 過去形のそれぞれの用法が,英語の現在完了形のどの用法と最も共通してい るのか,あるいは,他のどのような動詞時称形に対応していることが多いの か,という実例の調査結果が学習の場において有益であろうことは容易に推 測できる.このような指針の基に,本稿は標準的なフランス語の複合過去形 が使用されている語りのテキストとその英語翻訳を対象として,両言語の対 照研究的調査によりフランス語の複合過去形の教授法の応用に貢献できるような手がかりを導き出すことを目的とするものである.}, pages = {1--24}, title = {Le passé composé français et le present perfect anglais : autour de problèmes de traduction entre le français et l'anglais}, volume = {21}, year = {2017} }