@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00047552, author = {Daikoku, Takiko and 大黒, 多希子}, issue = {3}, journal = {金沢大学十全医学会雑誌, Journal of the Juzen Medical Society}, month = {Nov}, note = {ほ乳類は子宮という高次組織を獲得したことにより,数個の受精卵を確実に個体に成長させ,安定した産子数を産生することを可能とした.子宮は恒常的に遺伝子/タンパク質の発現状態と細胞形態を変化させる非常にユニークな組織である.この変化は,卵巣由来のホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンにより精密に制御されているが,特に興味深いのは,子宮を構成する3つのパーツ,上皮,間質,筋層が,卵巣ホルモンにより個々別々に経時的に制御されていること,また,それだけでなく,この3つのパーツが相互的に作用することによってはじめて正常機能を保持できるということである.つまりこの精密で複雑な機構が少しでもずれると正常な機能が損なわれ,不妊や癌などの疾患を引き起こす.我々は,特にどのような“ずれ”がこのような疾患を引き起こすのかということについて,正常マウスと疾患マウスを比較することにより解明してきた.マウスは,既に全ゲノムが解明されているうえ,様々な遺伝子改変技術も確立されており疾患動物の作製が容易である.また,妊娠期間が20日前後と比較的短いため,子宮機能の研究に適している動物といえる.}, pages = {110--111}, title = {遺伝子改変マウスを用いた子宮疾患の解析}, volume = {127}, year = {2018} }