@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00050508, author = {Yanagihara, Kiyoko and Matsubara, Takahiro and Madokoro, Shoko and Sekiya, Akiko and Sunahara, Nobuyuki and Takemura, Tetuhiro and 柳原, 清子 and 松原, 孝祐 and 間所, 祥子 and 關谷, 暁子 and 砂原, 伸行 and 武村, 哲浩}, issue = {2}, journal = {Journal of wellness and health care, Journal of wellness and health care}, month = {Feb}, note = {現代医療の高度化と複雑化の中で,多職種協働の教育は必須となっている。本研究は, 保健学類5 専攻の初年次生を対象とした,多職種連携学習(Interprofessional Education: IPE)を評価するものである。教材に<社会問題を焦点化した6 課題>を準備し,PBL (Problem/Project-Based Learning)およびポスターツアー(ジグソー法)を行ったが,この 方法が目的達成に適したものであったかを,学生の反応から評価する。  分析対象は,授業後に提出された187 名のレポート,成果物(ポスター),事後アンケー トである。レポートは内容分析の計量テキスト分析(KH Coder (ver.3.) 使用)を行い,ア ンケートは記述統計を行った。  レポートの内容分析では,総文数は4,508,総段落数は2,913,抽出語数67,510,異なる 語数3,302 であった。抽出された高い出現単語は,「専攻:1,104」「医療:813」「自分:478」「意見: 407」「考える:405」等だった。さらに,共起ネットワーク(サブグラフ検出modularity)では, <自分-他専攻-違う-視点>がネットとなり,また<異なる-学生-保健-意義-考え る>と<職種-理解-連携―思う>,<様々-意見-聞く>がつながっていた。KWIC コ ンコーダンスでの文脈分析からは,IPE の「交わる」や「つながる」,互いの考えを「取り 入れる」,「広がる」などで,その連携や知の交流の意味は多面的にとらえられていた。一 方で,PBL/ ポスターツアーに関連する,「討論する」「難しい」「面白い」などの,問いを 立て,討議を通して深めていく知的探求の語の出現数は少なかった。  グループワークの成果物であるポスターの評価は,30 グループで,優:10,良:11,可: 9 であり,課題の明確化,論旨の一貫性および自分たちの主張の面で不足があり,知識の 寄せ集め的ポスターとなっていると評価したグループが3 割あった。  事後アンケートでは,<課題の発見><レジュメ作成><レジュメの説明>で,身につ いたが7 割強に留まり,<ポスターの発表力>は6 割だった。  全体として,IPE の理念の理解や態度形成は達成できた。一方PBL/ ポスターツアーの 社会的課題を明確にしてプロジェクトとして課題解決をはかっていく,は課題が残り,授 業設計の改善が示唆された。}, pages = {75--84}, title = {初年次導入教育における「多職種連携学習(IPE)」の評価:PBL/ ポスターツアーの実践から}, volume = {43}, year = {2020} }