@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00052791, month = {Mar}, note = {全国各地の国立大学で学ぶ留学生を対象として、大学内外で得ている交友関係や留学経験の評価を尋ねたオンライン調査(2019年12月~2020年2月、n=662)結果の分析と成果のとりまとめを行った。 調査内容には、諸属性の他、都市環境、ホームステイ経験、1日を過ごす場所と時間、対人接触量、留学先で得ている交友関係、留学経験の評価が含まれる。交友関係については、相手を日本人、同国人、他国人に分けた上で、①大学教職員、②学生、③国際交流イベントや組織で知り合った人、④近所の人、⑤アルバイトで知り合った人、⑥子どもの教育福祉施設のスタッフ、⑦他の保護者、⑧ホストファミリー、⑨宗教施設で知り合った人、⑩よく行くお店や施設で知り合った人、⑪その他、の11カテゴリーで付き合いの有無や親密度を尋ねた。留学経験の評価については、大学の教育研究環境や生活環境への満足度、日本人・同国人・他国人との交流の程度、被差別経験の有無、地域社会への愛着、居住地や日本国内での就職希望、日本留学経験の総体的な評価など18項目について尋ねた。 その結果、学外の日本人と個人的に連絡をとる以上の親しい関係を持っている者は、ホームステイやアルバイト経験者に多かった。交流イベントは接点としては機能しているものの、個人的な付き合いに発展する事例は多くはない結果であった。地域への愛着につながる交友関係としては、近隣日本人住民とのつきあいが抽出された。子どもと同居する者は近所づきあいが活発になり、地域とのつながりが強くなる傾向が確認された。子どもがいない場合全体に近所づきあいは少ないが、大都市よりも小都市や田舎の方が、近所で世間話をするような関係を持ちやすいことがわかった。近所づきあいは、留学生にとっての地方暮らしの魅力、地方都市にとっての留学生定着への鍵となる可能性がある。, 研究課題/領域番号:18K02722, 研究期間(年度):2018-04-01 – 2022-03-31, 出典:研究課題「外国人留学生と地域住民の交流の実態と大学・地域特性に関する調査研究」課題番号18K02722 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K02722/)を加工して作成 併せて、著者版報告書全文を掲載, 金沢大学理工研究域フロンティア工学系}, title = {外国人留学生と地域住民の交流の実態と大学・地域特性に関する調査研究}, year = {2022} }