@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00053997, month = {Dec}, note = {2018年度は、まず良渚文化に属し、墓が検出されている遺跡の報告書および雑誌に掲載される簡報を収集した。文献リストを作成したのち、遺跡の所在地や立地のほか、良渚文化の墓に関する記載から頭位や規模、被葬者人骨の有無とその性別や年齢、葬具の有無、埋葬方法、副葬品の組成や数量などの要素を抽出し、データベースを作成した。当初の予想よりも小型墓の報告が多いため、本作業は新出資料の公表などに注意しながら継続して進めていく予定である。現状では、上記のデータベースを通して、良渚文化における埋葬習慣の地域性、階層差に起因する墓の規模と副葬習慣の違いを比較的明確な形で抽出できそうである。 また、2018年度には、2回の現地調査および4回の学会発表を行った。9月および2月から3月にかけて中国浙江省で行った調査では、主に良渚遺跡群などで出土土器の実見や現地研究員との最新情報の交換を行うことができた。また、学会参加について、特に6月の南京で開催された東アジア考古学会議(SEAA2018)、10月に成都で開催された中日考古学論壇では、本研究の成果を織り交ぜた報告を行い、有益な意見交換ができた。その他、総合稲作文明プロジェクトで3月に招聘した南京博物院考古研究所の研究員と意見交換する機会があり、大型墓が検出され良渚文化北部で最も重要な遺跡の一つである寺トン遺跡の調査が行われるとの情報を得ることができた。本研究に極めて重要な情報であり、2019年度には現地調査を行う予定である。, 研究課題/領域番号:18H04174, 研究期間(年度):2018-04-01 – 2020-03-31, 出典:研究課題「墓からみた良渚文化の社会構造研究」課題番号18H04174 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PUBLICLY-18H04174/)を加工して作成, 金沢大学国際文化資源学研究センター}, title = {墓からみた良渚文化の社会構造研究}, year = {2019} }