@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054153, month = {Apr}, note = {筆者らは,すでに,2,2,2-トリフルオロエチルジフェニルホスフィンオキシド[Ph_2P(O)CH_2CF_3](1)がクロロジフェニルホスフィン,トリフルオロ酢酸及び水との反応で容易に合成することができることを見い出し,ホスフィンオキシド(1)がテトラブチルアンモニウムフルオリド存在下無水テトラヒドロフラン中2-ナフチルアルデヒド等とホーナー反応を起こして1-(2-ナフチル)-3,3,3-トリフルオロプロペン類を収率良く与えることを見出している.本反応は3-フェニルプロパナールとの反応に応用することはできなかった.このことは,塩基性条件下エノール化し得るアルデヒド等との反応には本反応は適用できないことを示している.しかし,筆者らは鋭意検討を加えた結果,ホスフィンオキシド(1)とエノール化し得るある種のアルデヒドとの反応で,目的とする3,3,3-トリフルオロプロペン類が得られることを見い出した.即ち,窒素原子上にBoc基のようなかさ高い置換基を有する2-プロリンアルデヒドはリン試薬(1)と効率良くホーナー反応を起こして目的物を与えることを見い出した.また,N-Boc-indoline-2-aldehydeや窒素原子上にBoc基を有するGamer's aldehydeとの反応でも対応するトリフルオロプロペン類が得られた.さらに,収率よく得られた化合物の窒素原子上の置換基をハロゲン原子を有するものに変換し,それらの化合物のラジカル反応及びヘック反応を検討したところ,トリフルオロメチル基を有する新たな含窒素複素環化合物が収率良く得られることも見い出した., 研究課題/領域番号:14657562, 研究期間(年度):2003 – 2004, 出典:「パーフルオロアルキル置換オレフィン類の新合成法の開発とその応用」研究成果報告書 課題番号14657562 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14657562/)を加工して作成, 金沢大学医薬保健研究域薬学系}, title = {パーフルオロアルキル置換オレフィン類の新合成法の開発とその応用}, year = {2016} }