@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054282, month = {Mar}, note = {魚類は哺乳類と異なり視神経を切断しても再生する。この視神経再生の分子機構を究明するため再生中に発現が上昇する遺伝子をクローニング技術により再生時期別に取り出し塩基配列やリコンビナント蛋白を大腸菌等に作らせその機能について解析を進めた。結果は以下の通りである。 1)レチノール結合蛋白 分子量約22kDaの分泌性蛋白であり視神経切断後一過性に上昇し5日でピークとなり10日で元に戻った。培養実験より本蛋白はレチノールと共に神経突起のトリガーとなっていることが判明した。 2)トランスグルタミネース 分子量約75kDaの蛋白架橋酵素であり視神経切断後10日くらいから上昇し20日でピークとなり40日で元に戻った。融合蛋白の添加実験により本蛋白酵素は神経突起伸展の太さ、長さ、本数などを著明に促進した。 3)視蓋で発現が上昇する分子 視蓋で視神経切断後60日ときわめて遅い時期に増えるクローンを3個取り出した。ノーザン法によりそのmRNAの発現ピークは60日であり4〜5ヵ月で元に戻った。この分子の機能については現在の所不明である。更に軸索退縮分子であるエフリン、セマフォリン両分子のクローニングにも成功した。これら分子のシナプス再編成期における役割りについて視蓋における免疫染色、リガンドの受容体Eph、ニューロピリンの局在等について検討している所である。, 研究課題/領域番号:14034219, 研究期間(年度):2002 – 2003, 出典:「金魚再生視神経は成熟視蓋において如何にシナプス再機構化を獲得するか」研究成果報告書 課題番号14034219 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14034219/)を加工して作成, 金沢大学医薬保健研究域医学系}, title = {金魚再生視神経は成熟視蓋において如何にシナプス再機構化を獲得するか}, year = {2018} }