@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054409, month = {Jul}, note = {これまでフローサイトメトリー(FCM)法で血液がん患者のI抗原発現量を測定し、I抗原発現量がA・B抗原と連動して低下することを見出した。今回、血液疾患患者と亜型を含む非血液疾患患者および正常AB型と比較し、I抗原の発現量や蛍光強度の違いを統計的に解析した。 対象はA・B抗原減弱を伴う血液疾患群5例、非血液疾患群10例と正常AB型11例。方法はFCM法を用い、I抗原の発現率と蛍光強度(GMFI)を測定した。統計はMann-Whitney検定を用いた。 I抗原の発現率は血液疾患群と非血液疾患群、血液疾患群と正常AB型との間に有意な差を認めた(p<0.01)。しかし、GMFIでは3群間に有意な差は認めなかった。また、全ての血液疾患でI抗原発現のヒストグラムパターンは2峰性を示した。 以上より、3群間の比較によりI抗原の発現率の低下現象は血液疾患群に特有な現象であることが示唆された。GMFIは3群間に有意な差はなかった。また、血液疾患群の発現率陽性分布域では正常AB型と変わらない抗原量を維持し、ヒストグラムパターンは2峰性を示したことから抗原発現を維持しているものとそうでないものが共存しているものと考えられた。, 研究課題/領域番号:25931024, 研究期間(年度):2013-04-01 – 2014-03-31, 出典:「血液がんにおける異常血液型迅速診断法の確立: 血液型A・B抗原とI抗原の連動性証明」研究成果報告書 課題番号25931024 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25931024/)を加工して作成, 金沢大学附属病院}, title = {血液がんにおける異常血液型迅速診断法の確立: 血液型A・B抗原とI抗原の連動性証明}, year = {2019} }