@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054451, month = {Apr}, note = {Methylene dianiline(MDA)を用いた原発性胆汁性肝硬変の動物モデルの作製 I.予備実験 1.投与量の決定 肝内外の胆道系上皮に障害を惹起するMDAの最小有効量を決定するために,種々の濃度のMDAをマウス(BALB/c,雌,4週齢)に腹腔内投与し,検討した結果,至適投与量は20.0mg/kg(約0.4mg/mouse)であることが判明した. 2.ヒトPDC-E2の合成及び精製 米国カリフォルニア大学デービス校Gershwin教授より分与されたヒトPDC-E2のDNAを組み込んだ大腸菌を大量培養して,ヒトPDC-E2を発現させ,種々の操作により精製し,回収した. II.本実験 予備実験で得られたMDA投与量をBAL/cマウスの(雌,4週齢)を用いて,一年間に渡る実験を遂行した.MDAは2カ月毎に腹腔内に投与し,また,ヒトPDC-E2の免疫は1カ月毎に施行した.コントロール群として,MDA不投与群,ヒトPDC-E2の代替としてウシ・アルブミンで免疫した群を設け,具体的には以下の4群に分けて実験を実施した.なお,各グループのマウスは2カ月毎に数匹ずつ犠死させ,臓器と血清を採取した. グループ1 MDA投与+ヒトPDC-E2免疫 グループ3 MDA不投与+ヒトPDC-E2免疫 グループ2 MDA投与+ウシ・アルブミン免疫 グループ4 MDA不投与+ウシ・アルブミン免疫 本実験を一年間に渡って遂行したが,ヒトPDC-E2を免疫したグループ群では血清学的にヒトPDC-E2に対する抗体が100%に頻度で産生されていることが示された.さらにマウスのPDC-E2に対する自己抗体も半数以上のマウスで出現することが判明した.ただし,肝臓の形態学的観察ではMDAの投与により一過性に胆管が障害されるものの,慢性胆管炎が遷延性に持続することはなかった., 研究課題/領域番号:11770089, 研究期間(年度):1999 – 2000, 出典:「原発性胆汁性肝硬変の動物モデルの作製: Methylene dianilineのマウスへの長期投与の検討」研究成果報告書 課題番号11770089 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) ( https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11770089/ )を加工して作成, 金沢大学医薬保健研究域医学系}, title = {原発性胆汁性肝硬変の動物モデルの作製: Methylene dianilineのマウスへの長期投与の検討}, year = {2016} }