@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054522, month = {Apr}, note = {脳腫瘍での血管新生を抑制することによって、脳腫瘍の増殖を抑制し、脳腫瘍の新たな治療法を確立することを目的として本研究を計画した.本研究において、脳腫瘍細胞でいかなる血管新生因子が発現しているかを明らかにすることが、研究の基礎として必須である.そこで我々は、新たに固定されたチロシンキナーゼ受容体であるTie2とそのリガンドである血管新生因子angiopoietin1(Ang1)、angiopoietin2(Ang2)の脳腫瘍細胞での発現を検討した.その結果、Mrnaレベルでは、Ang1は、悪性度の高いグリオーマ細胞や血管の豊富な髄膜腫に、また、Ang2は血管の豊富な髄膜腫や血管芽細胞腫に強く発現していた.さらに、これら血管新生因子の受容体であるTie2はAng2と同様に血管の豊富な髄膜腫や血管芽細胞腫に強く発現していることが明らかになった.これら遺伝子レベルでの検討に加えて、タンパクレベルでの検討を追加し、Mrnaの発現とほぼ一致した結果が得られた. これらのことより、脳腫瘍の血管新生にはAng1、Ang2が深く関与していることが示唆された.また腫瘍細胞により、二種類の血管新生因子の発現様式が異なることより、腫瘍特異的な血管新生因子の発現が予想された., 研究課題/領域番号:10770676, 研究期間(年度):1998 – 1999, 出典:「アンジオスタチン遺伝子導入による悪性神経膠種における血管新生抑制に関する研究」研究成果報告書 課題番号10770676 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10770676/)を加工して作成, 金沢大学医薬保健研究域医学系}, title = {アンジオスタチン遺伝子導入による悪性神経膠種における血管新生抑制に関する研究}, year = {2016} }