@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054524, month = {Apr}, note = {コレステリルエステル転送蛋白(CETP)欠損症や肝性リパーゼ欠損症が除外された高HDLコレステロール血症(100mg/dl以上)兼高LDLコレステロール血症(160mg/dl以上)50例を対象にスカンベンジャーレセプター(SR-BI)のサザンブロットを行ったが、大きな挿入や欠失は認めなかった。HDLレセプターであるSR-BIのmRNAは、末梢血単核球および脂肪肉種細胞の細胞株SW872においてRT-PCR法で発現を確認した。細胞膜コレステロールを低下させるサイクロデキストリン投与によりSR-BIのmRNAが増加することを確認した。よって末梢血単核球をサイクロデキストリン存在下で培養することで患者のSR-BI cRNAが得られる可能性や患者のSR-BIの最大発現量の測定が可能となる。また、SR-BIペプチドの交代を作成したが、SR-BIレセプター量測定法の確立にはいたらなかった。CETP欠損症以外のHLD-C値の規定因子としての可能性から、肝性リパーゼのプロモーター多型とリポ蛋白リパゼS447Xの多型の影響を一般人299例を対象に検討した結果、S447Xの影響は認めなかったが、肝性リパーゼのプロモーター多型-250G接合子は有意にHDL-C値を低下させ分散の3%を説明した。本邦の血清HDL-C値が他の民族に比べ、高値である遺伝的素因として、ヘテロ接合本性CETP欠損症が多いことと肝性リパーゼ高値に関する-250G接合子が少ないことが関与している。, 研究課題/領域番号:10770568, 研究期間(年度):1998 – 1999, 出典:「高HDLコレステロール血症の遺伝的成因解析」研究成果報告書 課題番号10770568 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10770568/)を加工して作成, 金沢大学医薬保健研究域医学系}, title = {高HDLコレステロール血症の遺伝的成因解析}, year = {2016} }