@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054652, month = {Mar}, note = {【緒言】近年、ディーゼル車排気粉じん(DEP)の内分泌撹乱作用が注目されている。そこで本研究では、実走状態の市販ディーゼル車から排気されるDEPを捕集し、その抽出物のアンドロゲン様作用および抗アンドロゲン作用を評価した。 【実験】DEPの捕集:市街地実走状態を想定し、シャーシーダイナモ上において市販ディーゼル車を種々のエンジン負荷条件下で運転し、排出DEPを石英繊維ろ紙上に捕集した。アッセイ試料の調整:捕集されたDEPからベンゼンーエタノール(3:1)で超音波抽出し、抽出物を最終的にエタノールに溶解してアッセイ試料とした。アッセイ:ヒト前立腺癌由来PC-3/AR細胞とアンドロゲン応答ルシフェラーゼ発現プラスミドを用いたルシフェラーゼレポータージーンアッセイ法により行った。陽性コントロールには10pM5α-ジヒドロテストステロン(DHT)を用いた。【結果および考察】DHT非存在下において細胞を抽出物試料で処理した場合はルシフェラーゼ活性の有意な上昇は見られず、10pMDHT存在下で細胞を処理した場合はDHTによるルシフェラーゼ活性の上昇が抑制された。DHT非存在下および存在下で有意な細胞毒性は認められなかったことから、DEP抽出物試料が抗アンドロゲン作用を示すことが明らかになった。抽出物試料の処理により細胞内のCYP1A1mRNAレベルが上昇し、アリル炭化水素水素受容体(AhR)のアンタゴニストであるα-ナフトフラボン(α-NF)の共処理によりCYP1A1 mRNAレベルが低下し、抗アンドロゲン作用の減弱化したことから、抽出物試料の抗アンドロゲン作用に多環芳香族炭化水素類が寄与していると考えられた。, 研究課題/領域番号:13027231, 研究期間(年度):2001, 出典:「ディーゼル車排気粉じんの内分泌撹乱作用とその発現機構」研究成果報告書 課題番号13027231 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-13027231/)を加工して作成, 金沢大学理工研究域}, title = {ディーゼル車排気粉じんの内分泌撹乱作用とその発現機構}, year = {2018} }