@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054870, month = {Apr}, note = {今年度の研究で、アメリカ社会が、「ジェンダー・アイデンティティ」の製造について、その全歴史を通し、いかに入念に企画し、かつまたその成果に裏切られてきたかを明らかにすることが出来た。Mark Twain, William Dean Howells, Henry James, Stephen Crane, Ernest Hemingway, F.S.Fitzgeraldなどの、それぞれの時代を代表する文学者たちは確かに、その産出した作品の中で、いかにこの問題が社会における重要事項とされてきたかを記録している。 この研究は同時に、ジェンダー・アイデンティティ産出の問題が、アメリカ社会のみに見られる特有の問題ではあり得ないことも明らかにした。今年度は19世紀から20世紀初頭のアメリカ社会とその文学を研究対象の中心としたが、今後、扱う時代と地域を広げることにより、さらなる大きな発展が期待できる。 本研究の成果は、すでに一部が学会誌へ研究論文として掲載されている。また、2005年2月19日に金沢大学サテライトプラザ(石川県金沢市)で開催された、日本アメリカ文学会中部支部例会において、「南北戦争以後の文学における『男らしさ』について:Mark Twainの作品を中心に」として発表され、研究者からの多大な関心を得た(その論文は学術雑誌へ投稿を予定)。さらには、2005年10月に北海学園大学にて開催される、日本アメリカ文学会第44回全国大会におけるシンポジアム「アメリカ文学における『男らしさ』の系譜(仮題)」の中でも発表が予定されている。当初の計画からの遅れは若干あるものの、成果は研究の発展に伴い、様々な形で確実に公開されている。, 研究課題/領域番号:14710327, 研究期間(年度):2002 – 2004, 出典:「米国社会とその文学におけるジェンダー教育とアイデンティティ研究」研究成果報告書 課題番号14710327 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14710327/)を加工して作成, 金沢大学人間社会研究域学校教育系}, title = {米国社会とその文学におけるジェンダー教育とアイデンティティ研究}, year = {2016} }