@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00054880, month = {Apr}, note = {本研究は、聴覚障害のある子どもを持つ保護者を対象に、発見から診断までの傾向を明らかにし、子どもの療育に関わる医療、保健、療育、教育各機関での実際の対応と、各機関に何を望むのかについての保護者のニーズを質問紙調査したものである。 調査の結果、以下の点が明らかになった。第一に、子どもの障害の発見者は家族であることが多く、1歳6ヶ月までに70%が発見されていた。このことから、早期からの家族支援の必要性が示された。第二に、各機関の対応についての保護者に対する質問紙調査から医療機関と保健機関において、「心理的ケア」と「家族支援」の項目に落ち込みが見られ、子どもに障害が発見され、保護者が最初に出会うこれらの機関に対して、家族に寄り添うような心理的支援が必要であることが、調査結果より明らかとなった。第三に、保護者に対するインタビュー調査により、療育システムに対して障害のある子を持つ保護者が要望することとして「心理的ケア」や「家族支援」に加えて、療育内容や研究会などの「情報提供」と、医療、保健、療育、教育「各機関の連携」が挙げられた。 これらの結果を踏まえて、保護者への療育機関に関する情報提供に特化した第3者機関を早期療育システムに組み込むことにより,保護者の選択と決定を可能にするモデルの提案を行った。また,「心的ケアと家族支援」と機関相互の「連携」に対するニーズに応えるには,特別支援教育コーディネーターと保健師が協働し,障害のある乳幼児とその保護者に対する働きかけを行うことに大きな期待が持てることが示唆された。, 研究課題/領域番号:14780140, 研究期間(年度):2002-2003, 出典:「聴覚障害を持つ乳児の障害発見から教育機関への療育システムモデル化の試み」研究成果報告書 課題番号14780140 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14780140/)を加工して作成, 金沢大学人間社会研究域学校教育系}, title = {聴覚障害を持つ乳児の障害発見から教育機関への療育システムモデル化の試み}, year = {2016} }