@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00056256, month = {Apr}, note = {(1)3学年選択数学での実践 空間図形の論証に慣れていない生徒に,「なぜそうなるのか」を考えさせ,それを人に分かりやすく発表することができる生徒を育成するために,空間図形の性質を説明する課題を設け,本研究では,模型を使って生徒に説明を考えさせ,模型を色々な角度から撮影したり,操作をともなった説明をビデオクリップ化し,あとで全体にフィードバックすることによって,生徒の空間認識力の向上と,発表への意欲の向上を目指した。実際,生徒は,模型を使って「話す」ことによる説明を繰り返し,他の生徒の説明をビデオクリップで見て説明の参考にしたり,図を分かりやすく書くことの参考にすることで,徐々に,レポートを「書く」ことによる説明ができるようになっていった。最初,生徒は空間図形のレポートを書くことに嫌悪感を示し,そのレポートも図が分かりにくいものであったが,最後には,レポートを進んで書くことができ,図もきちんとしており,色なども使いながら分かりやすいレポートに仕上げることができていた。また,そのレポートはスキャナーで読み込んでカラープリンターで打ち出し,みんなでフィードバックしたり,文化祭で発表したりすることで,さらなる意欲に結びつけることができた。本実践は,数学教育論文発表会で発表を行った。 (2)3年必修数学での実践 年間通じての発表は行えなかったが,町で見つけた相似な図形をスケッチし,それをデータベース化した。また,その様子をビデオ撮りしたものをビデオクリップ化し,それらを合わせて「私の見つけた相似の法則」発表会を行った。生徒はなぜそれらの図形が相似になっているか,活発に議論を行った。その後,三角形の相似条件のみならず,四角形や空間図形の相似条件を自分たちで考える意欲につながっていた。, 研究課題/領域番号:19911008, 研究期間(年度):2007, 出典:「「なぜそうなるの?」を考え,発表できる生徒の育成」研究成果報告書 課題番号19911008 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19911008/)を加工して作成, 金沢大学教育学部附属中学校}, title = {「なぜそうなるの?」を考え,発表できる生徒の育成}, year = {2016} }