@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00057474, month = {Apr}, note = {豪雪地域の人口動態を見ると,高齢者率(65歳以上の人口/全人口)が40%を越える地域がある.このことは地震前の予防対策や,地震後の避難,避難生活を考える際に,高齢者への心配りや対策が特に重要となることを意味している.このような観点から本研究では,雪国の気象的特性と生活への影響,超高齢化社会の先取りなど,豪雪地域の諸特性を考慮しつつ,震害のシナリオ予測とその防災対策まちづくりのための共同研究を企画するものである. 研究は以下のように実施した. 1)地震経験の乏しい豪雪地域,特に小さい自治体では,雪の降らない地域のまねをしている場合が多い.そこで,研究者や各機関の防災担当者から成る合同会議を開催し,豪雪地域の地震防災計画のあり方について考え,問題点を抽出・整理した. 2)雪国の人口の約8割が木造家屋に住んでいる.そこで,最近の木造家屋に作用する荷重や屋根雪荷重作用時における地震荷重と家屋の破損との関係を調査するとともに,古人らの智恵としての防災対策を探った. 3)超高齢化社会は言い換えると災害要支援者の多い社会である.災害要支援者が地震時に無事に避難し,生き抜くためには,避難路,避難所の整備と周知徹底が必要である.そこで日常はもとより災害時にもバリアフリーに近い社会を実現するために,避難路,避難広場に求められる条件を見直すとともに,バリアフリー環境の形成について企画,議論した. 4)積雪による道路閉塞は,地震時の出火,延焼の拡大を抑制する初期消火活動に大きな悪影響を及ぼす.そこで,積雪期における道路閉塞の実態や除雪計画に関する調査を行った. 5)防災関係者との研究集会を開催し,豪雪地域の地震防災力向上のための改良策を議論し,地域としての防災力の底上げについて提唱した., 研究課題/領域番号:14608016, 研究期間(年度):2002, 出典:「超高齢化社会に突入した豪雪地域の地震防災まちづくりに関する企画調査」研究成果報告書 課題番号14608016 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14608016/)を加工して作成, 金沢大学工学部}, title = {超高齢化社会に突入した豪雪地域の地震防災まちづくりに関する企画調査}, year = {2016} }