@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00057822, author = {OKABE, Mutsumi and 岡部, 睦}, issue = {42}, journal = {人間社会環境研究, Human and socio-environmental studies}, month = {Sep}, note = {本稿では,古代エジプト新王国時代の二輪馬車である「チャリオット」について,既往研究にて考古資料の希少さから十分に研究されてこなかった形状の変遷や,用途による構造の違いを明らかにすることを目的に,考古資料9点と図像資料135点の双方を研究対象とし,チャリオットの構造と装飾において包括的な検討を行なった。また,チャリオットの車体の形状と装飾,車輪の形状について,それぞれ分類を行なった。分類と分析の結果,トトメス4世以前のチャリオットの表現には描かれ方の規範がうかがえる一方で,アクエンアテン王の治世以降からはその描かれ方にもアマルナ美術の影響がみられ,年代による形状の変遷が確認できた。加えて,図像が描かれる主題によりチャリオットの描かれ方の特徴が異なり,重視される用途として公用のチャリオットから実践的なチャリオットへと変容する傾向が明らかとなった。}, pages = {1--14}, title = {古代エジプト新王国時代におけるチャリオットの構造と装飾の一考察}, year = {2021} }