@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00057823, author = {ANDHINI, PUTRI PRATAMI RUSTANDI and アンディニ, プトリ プラタミ ルスタンディ}, issue = {42}, journal = {人間社会環境研究, Human and socio-environmental studies}, month = {Sep}, note = {本研究は,日本語とインドネシア語の非対話場面(口コミ)の不満談話について, 評価のモダリティ形式「なければならない」/“harus”の使用特性に着目し,日本語とインドネシア語の不満談話の共通点と相違点を明らかにしたものである。データは日本版とインドネシア版のTripAdvisorの宿泊者の口コミ各500件,計1,000件である。評価のモダリティの出現頻度を量的に把握した後,高梨(2010)の二次的意味の分化の基準をもとに,評価のモダリティ「なければならない」/“harus”の機能について分析を行った。分析の結果,次の2 点が明らかになった。 1)不満談話における「なければならない」/“harus”の機能は「当該事態の行為者の人称」,「当該事態の実現性」,「当該事態の制御可能性」の異なりによって4 つに分けられた。そのうち,「①自己の過失の承認」,「②ホテル側への責任の指摘」「③サイト閲覧者への注意喚起」は暗示的な不満表明,「④強い要求」は明示的な不満表明であった。高梨(2010)等過去の研究では①②③は指摘されていない機能である。2)「なければならない」/“harus”は共に①,②,③の機能をもつが,④は“harus”のみ用いられていた。日本語では④の機能を表す際は「なければならない」より,「べきだ」,「ほうがいい」などの別の弱い形式が好まれることがわかった。本研究で,日本語の不満談話の対照研究で扱われることのなかったインドネシア語と対照したことにより,評価のモダリティの使用特性の新たな知見を提供することができた。}, pages = {15--29}, title = {日本語とインドネシア語の非対話場面における不満談話の対照研究 ―評価のモダリティ「なければならない」/“harus”の使用に着目して―}, year = {2021} }