@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00059725, month = {Apr}, note = {NF-kB活性化の重要な制御因子の一つのp105(NF-kB p50をサブユニットの前駆体)のC末部と相互作用してその活性制御に関わる未知の因子をクローニングするため、p105C末部をブイトにしてファーウエスタン法およびTwo-Hybrid法によるクローニングを行った。その結果、細胞微小管を介して細胞内で様々な小胞体や物質の輸送、あるいは染色体や中心体の細胞分裂時における分離に関係するキネシンスーパーファミリーの一員と思われる蛋白が同定され。DNA塩基配列分析により、この新しいキネシン様蛋白は、Xenopusで同定され中心体分離に関与しているXklp2のヒトホモログであると判明した。このキネシン様蛋白は約1400個のアミノ酸から構成され、そのN末部にATPの加水分解や微小管との結合に関与しているファミリー間で相同性の高い構造(motor region)をコードする配列が認められ、これよりC末にはCoiled-coil構造をとるいわゆるStalk regionと呼ばれる構造が認められた。免疫沈降法およびFarwestern法により、このキネシン様蛋白はp105C末部とStalk regionを介して相互作用する事が認められたが、この相互作用はp105に特異的であり、同様のアンキリン構造を持つIkBα,などの他のNF-kBインヒビターとの相互作用は認められなかった。Northern Blot分析により、このキネシン様蛋白はJurkat細胞等のTリンパ系の細胞に特に強く発現しており、組織では胸腺と精巣にのみ発現が認められた。さらにcDNAクローニングの過程で、モータードメインのN末部を欠くスプライスバリアントを同定した。このスプライスバリアントは特定の組織、細胞でのみ発現していた。, 研究課題/領域番号:09279217, 研究期間(年度):1997, 出典:研究課題「新しいキネシン様蛋白質のクローニングとその転写因子制御における役割 」課題番号09279217 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-09279217/)を加工して作成, 金沢大学がん研究所}, title = {新しいキネシン様蛋白質のクローニングとその転写因子制御における役割}, year = {2016} }