@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060011, month = {Apr}, note = {海馬、小脳、嗅脳に局在し同部位の形態形成や防御に関与していると考えられるセレノプロテインP類似蛋白のゲノム解析を行った。同ゲノムは6つのエクソンからなり、うち4つまでは配列解析が終了した。類似蛋白はセレノプロテインPと異なりhistidine-prolineの繰り返し配列を含むものと含まないものの2種類サブタイプが存在するが、得られたゲノムは繰り返し配列を含むものであり、周辺にexon-intronを規定する配列はなかった。また、繰り返し配列を挟むようなprimerでPCRを行っても現在までの所繰り返し配列のない産物の得られないこと、Genomic Southernで遺伝子は単一である可能性が高いことから、繰り返し配列を含む含まないの決定は従来知られていない方法による可能性が示唆されたため、現在追跡中である。また、promotor部位にはTATAboxの他、MRE、AP-1、HNF-4などの認識配列が含まれていたが、脳で局在する理由は明らかではないためLuc assay等を行いpromotorの有効性を現在検討中である(以上の部分はExperimental Biology,96,WashingtonDC,USAで発表)。また、ラットではセレノプロテインPmRNAがCd負荷では増加するのにHgでは著明に減少するため、MREの有効性をしる目的でセレノプロテインPのゲノム解析も行っている。 一方、視路は顔面から後頭部までを厳密な方向性を持って連絡していることから神経の形態形成を考えるうえで有効な部位であると考え、種々の蛋白の遺伝子発現を検討した。このうち、網膜ではNOSの3種のサブタイプがいずれも発現しており、近視モデルではその発現量に変化が生じること(ARVO,FL USAで発表)、上丘ではadenosine receptorのサブタイプmRNAの発現パターンが脳の他の部位と異なることを見いだし、投稿準備中である。, 研究課題/領域番号:07670398, 研究期間(年度):1995, 出典:研究課題「中枢神経の形態形成及び防御機構に影響を及ぼす蛋白の同定とその遺伝子制御」課題番号07670398 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07670398/)を加工して作成, 金沢大学医学部}, title = {中枢神経の形態形成及び防御機構に影響を及ぼす蛋白の同定とその遺伝子制御}, year = {2016} }