@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060123, month = {Apr}, note = {Endomembrane H^+-ATPaseの、蛋白質輸送機構に於ける役割を明らかにする一環として、先ず、リソゾームH^+-ATPaseについて,ATP-依存性リソゾーム崩壊の実験系で検討した.その結果,サイトゾル中に存在するリソゾームの安定化因子を単離同定することに成功した。分子量約48kDaの本因子は、驚くべき事に、ステロイド受容体依存性転写促進因子と全く同一の蛋白質であることが明かとなった。その作用機構は今後の課題である。膜融合促進因子解明の目的では、培養細胞を用いた、より高感度の試験管内膜融合測定法をほぼ確立することが出来た。今後、膜融合促進因子の同定とIP3受容体を介したカルシウムイオン勾配を必要とするこの反応の分子レベルでの作用機構を明らかにして行きたい。また,リソゾームがGTP-γ-S依存的に崩壊する現象『GTP-γ-S依存的リソゾーム崩壊は、細胞内でのリソソーム膜の分裂(膜融合の逆反応)の部分反応と考えているが、この現象がホスホリパーゼA2阻害剤によって抑制され、また、GTP-γ-S依存的に活性化されえるホスホリパーゼA2活性が実際、サイトゾル中に存在することを見いだした.また、リソソーム膜崩壊を誘発するGTP-γ-S結合蛋白質は、そのアミノ酸配列から、分子量約21kDaの低分子量G蛋白質の一種、ARFの1つであることを示唆する結果を得た。 一方,acyl CoA oxidase及びペルオキシソーム移行シグナルであるSKL配列を有する蛋白質のペルオキシゾームへ移行を、in vitro輸送系とマイクロインジェクション法とを用いて検討した結果、DCCDやクエルセチンで阻害されるなど、ラット肝臓ペルオキシソーム膜上の2種のATPaseの内、NEM感受性ATPaseがタンパク質輸送に関与していることを示唆する結果を得た。, 研究課題/領域番号:06248212, 研究期間(年度):1994, 出典:研究課題「Endomembrane H^+-ATPaseと蛋白質輸送機構」課題番号06248212 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06248212/)を加工して作成, 金沢大学薬学部}, title = {Endomembrane H^+-ATPaseと蛋白質輸送機構}, year = {2016} }