@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060263, month = {Apr}, note = {昨年に続き,本研究では相対論的ハミルトニアンについて,当初研究計画調書の研究目的のところで挙げた問題の萌芽的研究を行った. 1.研究目的のiiで言及した2乗根の相対論的ハミルトニアンについて:ワイル量子化をしたハミルトニアンで,電磁場をもつ場合の虚数時間シュレーディンガー方程式の解の質量零の極限をとる問題を,経路積分(汎関数積分)として極限をとる問題として考察し,ほぼ解決した.論文をできるだけ早く準備したい. また,我々が既に示した,ポテンシャル-|x|^4をもつ2乗根の相対論的ハミルトニアンは本質的に自己共役である,という結果(W.Ichinose,Ann.Inst.H.Poincare 1994;T.Ichinose & W.Ichinose,Rev.Math.Phys.1995)の意味を考えた.非相対論的極限をとることにより,これと同じポテンシャルをもつ非相対論的ハミルトニアンのある意味で自然な自己共役実現を構成しようとしたがまだ成功していない. 2.研究目的のiで挙げたBrown-Ravenhall,またはBethe-Salpeterによる相対論的ハミルトニアンに関する諸問題の研究には入る余裕がなかった.今後も研究を継続したい問題である., 研究課題/領域番号:10874026, 研究期間(年度):1998 – 1999, 出典:研究課題「相対論的ハミルトニアンに関する2,3の話題」課題番号10874026 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10874026/)を加工して作成, 金沢大学自然科学研究科}, title = {相対論的ハミルトニアンに関する2,3の話題}, year = {2016} }