@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060268, month = {Apr}, note = {(1)HSV-1再活性化におけるサイトカインの変化:昨年に引き続き、潜伏感染が成立したマウス角膜の乱切ならびに紫外線照射後のHSV-1再活性化に伴うマウス角膜ならびに三叉神経節における炎症性サイトカインの変化をn数を増やして検討した。HSV-1再活性化によりマウス角膜ならびに三叉神経節においてインターロイキン-1(IL-1)、IL-6そしてインターフェロン-γ(IFN-γ)の有意な上昇を認めた。 (2)抗サイトカイン抗体投与によるHSV-1再活性化制御法の検討:潜伏感染が成立したマウス角膜の乱切ならびに紫外線照射後の角膜におけるHSV-1 DNAの検出率は、抗IL-6抗体投与により著明な変化を示さなかったが、抗IFN-γ投与により上昇する傾向がみられた(有意差は認められなかった)。これらの結果より、IFN-γはHSV-1の再活性化に抑制的に働いている可能性が示唆された。 (3)HSV-1再活性化に際して最初に転写されるウイルス遺伝子の同定:HSV-1の潜伏感染が成立したマウス角膜の乱切ならびに紫外線照射後、一時間毎に三叉神経を採取した。これらよりmRNAを抽出し、cDNAを作成した。一方、HSV-1の各遺伝子(特に前初期遺伝子)をPCR法を用いて検出するために各種プライマーを作成し、その感度を検討した。現在までに報告されているプライマーを用いて検討したが、HSV-1の各種遺伝子間でその検出感度に開きがあり(10^0コピーから10^3コピー)、これらのプライマーを用いてのHSV-1遺伝子発現の検討は不適当と考えた。プライマーの検討を続けているところである。 また、現在、HSV-1再活性化に際して三叉神経細胞で発現される遺伝子の動態をマイクロアレイ法を用いて検討しているところである。, 研究課題/領域番号:11877302, 研究期間(年度):1999 – 2000, 出典:研究課題「角膜ヘルペス再活性化機構の解明とその制御法の解明」課題番号11877302 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11877302/)を加工して作成, 金沢大学医学部}, title = {角膜ヘルペス再活性化機構の解明とその制御法の解明}, year = {2016} }