@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060537, month = {Apr}, note = {新規抗リン脂質抗体(aPLs)として注目されているフォスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体(aPS/PT)のうち,IgG型aPS/PTは粗大血栓の危険因子として認知されつつあるが,IgM型aPS/PTの臨床的意義は明らかではない.研究者が作成したIgM型抗PS/PT測定系を用い,各種抗リン脂質抗体症候群関連症状を有する症例についてIgM・aPS/PTを測定し,本抗体の臨床的意義につき検討した.対象は金沢大学附属病院通院中および抗リン脂質抗体測定依頼のあった各種抗リン脂質抗体症候群関連症状を有する250名にっきLA(KCT, dRVVT), aCL-IgG, aCL/β2GPI, aPS/PT-IgG, aPS/PT-IgMを測定した.健常成人150名を対象とした.測定結果はx^2検定によりOdds比を求め,p<0.05を有意とした. IgM-aPS/PTは網状皮斑(OR=2.48),皮膚潰瘍(OR=4.57),多発性単神経症(OR=9.40),習慣流産(OR=27.8),妊娠後期不育症(OR=6.78),血小板減少(OR=2.11)の危険因子と考えられた.一方,動脈血栓(OR=1.52),深部静脈血栓(OR=1.56)と有意の相関はみられなかった.疾患群では皮膚型結節性動脈周囲炎(OR=3.64)および劇症型抗リン脂質抗体症候群(OR=10.45)で陽性率が有意に高かった.以上の結果より,IgM-aPS/PTは微小循環において血流障害を来すことにより,抗リン脂質症候群関連症状を来すものと考えられた., 研究課題/領域番号:21591235, 研究期間(年度):2009 – 2010, 出典:研究課題「杭リン脂質杭体症候群関連妊娠初期習慣性流産の責任抗体の同定と新規治療法の開発」課題番号21591235 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21591235/)を加工して作成, 金沢大学医学系}, title = {杭リン脂質杭体症候群関連妊娠初期習慣性流産の責任抗体の同定と新規治療法の開発}, year = {2016} }