@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060590, month = {Apr}, note = {リソゾーム膜より可溶化(精製)したH^+-ATpaseをリポソームに組み込み,プロトン・ポンプ活性の再構成に功成した.再構成系での研究の結果,リソゾーム膜上にクロライドチャンネルの存在すること,プロトン・ポンプ活性は,リソゾーム内部からクロライドによって活性化されること,また,NO_3^-の作用部位もH^+-ATPaseのリソゾーム内側に存在する可能性を示唆する結果を得た. リソゾームにおけるタンパク質輸送機能発現の際に,リソゾームの膜融合反応にH^+-ATPaseが機能している可能性があり,これをATP-依存性リソゾーム崩壊の実験系で検討した.その結果,サイトゾル中に,リソゾームの安定化と膜融合促進活性の存在することを発見した.リソゾーム安定化因子は44kDaのサブユニットタンパク質の三量体と想像される120kDaの分子量を示した.現在,膜融合因子の実態を分析している.また,リソゾームがGTR-γ-S依存的に崩壊する現象を発見した.サイトゾル中の低分子量GTP結合タンパク質の実態を現在解明中である.リソゾーム膜上にもGTP結合タンパク質が存在することを発見しており,タンパク質輸送とGTP結合タンパク質の意義に大変興味が持たれる. 一方,クロフィブレートを投与したラットの肝臓ペルオキシゾーム膜上に誘導されるNEM感受性ATPaseは、DCCDやTBT等によっても阻害されるとともに,ある条件下にはミトコンドリアF_0F_1-ATPaseの選択的阻害剤とされるオリゴマイシンによっても阻害されることを見いだした.NEM感受性ATPaseはF-タイプの新しいH^+-ATPaseである可能性があり,現在生化学的に解析中である.また,本ATPaseがタンパク質輸送に働いている可能性について,acyl CoA oxidaseのペルオキシゾームへのin vitro輸送系を用いて検討すると共に,本ATPase基質輸送に働いている可能性についても,Acyl CoA輸送系を用いて調べている., 研究課題/領域番号:04259210, 研究期間(年度):1992, 出典:研究課題「リソゾームとパルオキシゾームのタンパク質輸送に抱ける膜結合性ATPaseの機能」課題番号04259210 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-04259210/)を加工して作成, 金沢大学薬学部}, title = {リソゾームとパルオキシゾームのタンパク質輸送に抱ける膜結合性ATPaseの機能}, year = {2016} }