@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060825, author = {Murayama, Yasuo and Okayasu, Takahiro and 村山, 恭朗 and 岡安, 孝弘}, journal = {日本行動療法学会大会発表論文集, 日本認知・行動療法学会大会発表論文集}, month = {Dec}, note = {本研究はメタ認知知覚の一機能を明らかにするために,抑うつ症状へのネガティブな認知が与える影響にメタ認知知覚がどう作用するかを検討した。抑うつ症状を従属変数とした階層的重回帰分析の結果メタ認知知覚,抑うつスキーマ,およびその交互作用は抑うつ症状の有意な説明変数と確認された。またSimple Slope Analysisの結果,メタ認知知覚が低い者は強い抑うつスキーマを持つほど抑うつ症状は増幅するが,メタ認知知覚が高い者は抑うつスキーマが強くなっても卜うつ症状は増幅しないことが明らかになった。このことから,メタ認知知覚の一機能は抑うつ症状へのネガティブな認知の影響を緩衝することであることが確認された。またこの結果はメタ認知知覚のレベルによってネガティブな認知の払うつ症状への影響が異なることを示しており,「メタ認知知覚は感情と認知の関係性に影響を与える」という示唆が妥当であることが実証されたと考えられる。しかし本研究は横断的な手法で行なわれたものであることから,今後.縦断的や実験的な手法を用い本研究で得られた結果を再検討していくと共に,メタ認知知覚の機能を更に検討していく必要があると思われる。, 日本行動療法学会大会発表論文 36回 Confarence Paper, 金沢大学人間社会研究域人間科学系}, pages = {406--407}, title = {メタ認知知覚がもたらすネガティブな認知の緩衝効果}, volume = {36}, year = {2010} }