@article{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060912, author = {TAKIGUTI, Keiko and 滝口, 圭子}, issue = {48}, journal = {教育実践研究, Studies in practical approaches to education}, month = {Oct}, note = {本研究の目的は,科学体験を支える素材の中の植物に焦点を当て,1枚のアベマキの葉に関する5歳児の報告内容を分析し,保育実践の構築に資する基礎的資料を得ることであった。私立認定こども圏5歳児17名を対象に個別調査を実施した。1枚のアベマキの葉を調査対象児の前に置き,葉について報告するよう求めた後,自然に対する既知度を尋ね,語彙検査を実施した。収集された報告内容に基づき,葉の話,葉の形状,葉の色の3カテゴリを設け,アイデアユニット(IU)数を算出した)葉に自ら触れた積極群と調査者からの促しを経て葉に触れた慎重群では,報告内容のIU数に有意差は認められなかったが,葉の色よりも形状について,より多くの報告がなされていた。また,積極群の語彙得点の方が高かった。自然に対する既知群と末知群では,報告内容のIU数と語彙得点のいずれにおいても違いは認められなかったが,やはり,葉の色よりも形状の報告の方が多かった。5歳児における自然物の探索について,複数の感覚器官を通して得られた情報の活用と,得られた情報を表現する上でのオノマトペの有効性について指摘した。また,保育者をはじめとする大人が担う役割を念頭に置き,対象に対する能動性の個人差を踏まえた関わり,探索する対象として自然物を採用することの意味,対象に対する認識を表現する手段としてのオノマトペの活用について考察した。}, pages = {17--25}, title = {5歳児の自然物の探索と報告-1枚のアベマキの葉とどのように向き合ったのか-}, year = {2022} }