@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00060984, month = {Apr}, note = {1カルシウム依存性ド-パミン放出 網膜内ド-パミンニュ-ロンからのド-パミン放出はカルシウム依存性であることが知られている。そこでこの放出にプロテインキナ-ゼc(PKC)系が関与しているかどうか検討した。まず最初に網膜可溶性分画中のPKC酵素の諸性質を調べたところ、発癌プロモ-タ-(TPA)やジアシルグリセロ-ル(OAG)で、直接活性化され、阻害剤H_7で抑えられた。次にPKCのモノクロナ-ル抗体を用い網膜組織の免疫組織化学を行なったところ、桿体型双極細胞とド-パミン細胞が染め出された。そこで^3Hド-パミンをあらかじめド-パミン細胞に取り込ませ、TPAやOAGを添加(3分間)したところ、ド-パミン放出が有意に促進された。また、HPLC-EC法を用い、内在性のド-パミン放出を追跡したところ、同様にこれらSPKC賦活剤によりド-パミン放出が2・3倍増加した。PKC抑制剤であるH_7やスタウロスポリンの同時添加により、これら放出はほぼ完全に抑えられた。次いでこのド-パミン放出に伴なうPKCによるリン酸化基質を検索したところ、約38KDaのタンパクが比較的短時間(3分間)でリン酸化された。現在この基質とド-パミン放出との関係を追求中である。以上網膜ド-パミン細胞からのド-パミン放出にはPKC系の関与が強く示唆された。 2.カルシウム非依存性GABA放出 網膜外水平細胞はGABAを含有し、そのGABA放出は外液のカルシウムに依存しない。そこで我々はこの外水平細胞のGABA放出に共役する受容体を見い出す目的で、種々の神経伝達候補物質を添加したところ、グルタミン酸時にカイニン酸により、強力なGABA放出が惹起され、NMDAは無効であった。カルシウム非依存性であることより、GABAのキャリァ-の見地から現在その放出機構を追求中である。, 研究課題/領域番号:01659506, 研究期間(年度):1989, 出典:研究課題「中枢神経系伝達物質のカルシウム依存性並びに非依存性放出の細胞下機構に関する研究」課題番号01659506 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-01659506/)を加工して作成, 金沢大学医学部}, title = {中枢神経系伝達物質のカルシウム依存性並びに非依存性放出の細胞下機構に関する研究}, year = {2016} }