@techreport{oai:kanazawa-u.repo.nii.ac.jp:00061051, month = {Apr}, note = {神経伝達に関与する遺伝子を単離し機能を解明することを課題として出発した。そのためC.elegansを用いtransposonを利用した神経系遺伝子変異分離法を開発し,十数個の遺伝子を同定した。これらの遺伝子の役割を遺伝学,生化学及び遺伝子クロ-ニングの手法で明らかにしつつある。当該年度ではクロ-ニングした遺伝子uncー18の性状を集中して調べ次のことを明らかにした。 1.uncー18遺伝子及びcDNA clone。Tc1タッキングによってuncー18ゲノムクロ-ンを得た。このクロ-ンを用いuncー18遺伝子全領域を網羅するcosmidクロ-ンをスクリ-ニングした。これらのクロ-ンを用いuncー18遺伝子構造を調べたところ100bp以下の短いイントロンと8exonからなっていた。cDNAから推定アミノ酸配列を求めたところ荷電アミノ酸が30%を占める固有の構造をしていた。類似タンパクを検索したが,該当するタンパクが見つからず過去に知られていないタンパクをコ-ドしている可能性が高い。 2.uncー18遺伝子発現。この遺伝子は2.9bpの単一mRNAをcodeし,その発現は発生に依存し,受精後発生が進むと共に増加し,後胚発生初期に最も高く,成虫期には数分の1に低下する。変異体のいくつかは転写段階で明らかな異常が認められた。 これらの成果は,“The gene uncー18 encodes a novel protein affecting the kinetics of acetylcholine metabolism in the nematode C.elegans"及び“Additional genes which result in an elevation of acetylcholine levels by mutations in C.elegans"として投稿中である。, 研究課題/領域番号:02220208, 研究期間(年度):1990, 出典:研究課題「Transposonを利用した神経伝達に関与する遺伝子の単離と機能解明」課題番号02220208 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-02220208/)を加工して作成, 金沢大学医学部}, title = {Transposonを利用した神経伝達に関与する遺伝子の単離と機能解明}, year = {2016} }