環境因子としての保育園の現状とその対応

doi:10.11374/shonijibi.32.254

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C. 医薬保健学域・大学院医薬保健学総合研究科 (医学系/ 薬学系/ 保健学系)

c10. 学術雑誌掲載論文（医・保健）

1. 査読済論文（医学・保健）

Permalink : http://hdl.handle.net/2297/43883

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File / Name	License
ME-PR-ITO-M-254.pdf
ME-PR-ITO-M-254.pdf (486.4KB) [ 85 downloads ]

アイテムタイプ	学術雑誌論文 / Journal Article
言語	日本語
キーワード	反復性中耳炎, 集団保育, 肺炎球菌, インフルエンザ菌, 上咽頭細菌叢, Streptococcus pneumoniae, acute otitis media, pneumococcal conjugate vaccine (PCV), day care center, nasopharyngeal carriage
その他のタイトル	[シンポジウム1]反復性中耳炎の危険因子とその対応 Serotype distribution and penicillin resistance of Streptococcus pneumoniae isolates from nasopharynx in young children attending day care in Japan [Symposium 1] Management of rist factors in children with otitis media prone
著者	伊藤真人 ( 研究者番号: 50283106 )
雑誌名	小児耳鼻咽喉科 = Pediatric Otorhinolaryngology Japan
巻	32
号	3
ページ	254 - 257
発行年	2011-01-01
ISSN	0919-5858
NCID	AN10044779
DOI	10.11374/shonijibi.32.254
出版者	日本小児耳鼻咽喉科学会 = Pediatric Otorhinolaryngology Japan
抄録	我国において，乳幼児の反復性中耳炎の急激な増加が始まったのは1990年代半ばである。当初からリスクファクターとしての集団保育の関与が疑われていたが，集団保育環境下での薬剤耐性菌の蔓延の状態が明らかにされるに伴って，「低年齢（2 歳未満）の保育園児」がハイリスク群であることが明らかとなってきた。免疫能の未熟な乳幼児期に，上咽頭に多量の病原細菌がコロニー形成していることが問題となる。反復性中耳炎の原因として，第一に中耳炎起炎菌の薬剤耐性化の進行がある。さらに集団保育環境下ではウイルス性上気道炎の流行がしばしば起こり，これが誘因となって中耳炎やその他の細菌感染症が発症しやすい。その結果抗菌薬の使用頻度が高まり，これが耐性細菌の選択圧となり蔓延に繋がっている可能性がある。対策として考えられる方法は，①肺炎球菌ワクチン，②インフルエンザ・ウイルスワクチン，③保育園の環境整備，④ 2 歳までの休園指導などである。
権利	Copyright © 日本小児耳鼻咽喉科学会 Pediatric Otorhinolaryngology Japan
著者版フラグ	publisher
関連URI	https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shonijibi/-char/ja/ http://ped-orl.jp/

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